{81} たぬがい氏の太鼓

《解説》ライフワークと距離を置いてみたたぬがい氏
書道家のたぬがい氏はライフワークとしての書道を続けながら近隣の子ども達を相手に書道教室を営んできた。が、よる年波のせいか、いろいろと手が回らなくなってきたと感じ、昨年から書道教室の生徒の新規募集を止めた。現在は「どうしても」と頼まれて、ふたりの生徒を教えるだけとなっている。生徒が減って身の回りは少し寂しくなったが、「ブックカフェを始めるので開店記念パーティで演奏してほしい」という旧友・月さんからの依頼に応える身心の余裕があって、結果的にはよかったと感じている。長く続けてきた書道だが、一度距離を取ることで、新たな発見があるかもしれない。バンド練習に向けて、押し入れから引っ張り出した太鼓は虫に食われるなど思ったより傷みが激しかったため、よろずリペア職人のリリィさんの工房「森のお直し本舗」に持ち込むことにした。バンド練習までに修理が間に合うか?ハラハラ、ドキドキの一週間が始まる。


