漫画おやきさん

ちょっとセンチメンタルな社長

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サラ達とは別の船に乗り、故郷ハワイへと向かう一人旅が始まったことに気がついた社長。手すりにもたれながら、ふとポーチから一枚の写真を取り出し眺める。今より背が高い社長(3段式雪だるま)の隣には笑顔の少年が写っている。きっと彼が自分を作り、名前をつけて写真を撮ってくれたのに違いない。

故郷を離れて早十年以上。氷を割りながら進む船の上で風に吹かれていると、あれから長い歳月が流れ、いつのまにか自分は北極の雪工場の社長をやっていることがとても不思議なことのように思えてくる。もしかしかしたら、すべて夢だったのかもしれない。サラ達の乗る船の影を見守りながら、社長は珍しくセンチメンタルな気分になった。しかしまだ、この夢にはつづきがあるのだ。

バイバーイ
甲板の出会い