ブリザードの朝

▼明日世界が終わるとしたら
明日世界が終わるとしたら、食べておきたいものはなんですか?
雪だるまのサラにとって、それは北極堂のプリン。中でも、焦がしキャラメルプリンは数量限定の人気商品で、いつもすぐに売り切れてしまうので、サラは昨日、職場の休憩室で初めて食べたのでした(『忙しかった日』参照)。
噂によるとキャラメルを焦がす際、甘みと苦味をバランスよく仕上げるのはとても難しいのだそう。手作りにこだわる北極堂のプリンづくりはその日の気温や気圧、パティシエの体調にも左右される繊細な作業。その結果、数量限定になってしまうようです。
焦がしキャラメルプリンを食べた翌朝、激しい雪嵐で何も見えなくなり、世界が終わったのかもしれない、と思ったサラ。まず思い出したのは、昨日、忙しかった一日の終わりに同僚のフクちゃんと一緒に食べたプリンのたいそう美味しかったこと、なのでした。


